1.温度(源泉から採取されるときの温度)摂氏25度以上
2.物質(下記に掲げるもののうち、いずれかひとつ)

療養泉の定義

鉱泉とは、地中から湧出する温水および鉱水の泉水で、多量の固形物質、またはガス状物質、もしくは特殊な物質を含むか、あるいは泉温が、源泉周囲の年平均気温より常に著しく高いものをいう。
温泉法にいう「温泉」は、鉱泉の他、地中より湧出する水蒸気およびその他のガス(炭化水素を主成分とする天然ガスを除く。)を包含する定義である。
鉱泉のうち、特に治療目的になるものを療養泉とする。

「鉱泉分析法指針」による鉱泉の定義

温泉の定義と分類

放射能泉ができるまで

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ラドンの特性

志賀温泉御所湯は、泉温25.1℃なので低温泉、pH7.85なので弱アルカリ性泉、温泉水1kg中に含まれる溶解成分は458.8mgなので低張性泉、そして弱放射性温泉なので緩和性の温泉です。

                     人体に対する刺激の強さ
緊張性 酸性泉、硫黄泉、単純炭酸泉、炭酸鉄泉、緑礬泉、明礬泉など
緩和性 単純温泉、食塩泉、重曹泉、芒硝泉、石膏泉、重炭酸土類泉、放射能泉など
   溶解物質総量
低張性泉 1kg中8g未満
等張性泉 1kg中8〜10g
高張性泉 1kg中10g以上
   水素イオン濃度
酸性泉 pH3未満
弱酸性泉 pH3〜6
中性泉 pH6〜7.5
弱アルカリ性泉 pH7.5〜8.5
アルカリ性泉 pH8.5以上
    泉  温
冷鉱泉 25℃未満
低温泉 25〜34℃
温泉 34〜42℃
高温泉 42℃以上

志賀温泉御所湯の泉質、単純弱放射能温泉(低張性弱アルカリ性低温泉)とは

温泉のお話

温浴中にラドンが人体の呼吸により肺から直接血液中に、また皮膚を通して組織内に吸収されると、その強力なイオン化作用(物質につきあたるとその物質にイオンを与える作用、別名電離作用)が人体の血液および組織内に働いて血液内の老廃物質(血液を悪くしたり血管を早く老化させる中性脂肪、コレステロール、過剰な糖分等)の生理的代謝作用が促進されます。そのため血液が浄化されると同時に組織内に停滞している凝りや、痛みの原因となっている老廃物の化学反応が促進されてすみやかに解消されます。神経痛、高血圧症、動脈硬化症、慢性皮膚病などの病気に効果があるのはこのようなラドン独特のイオン化作用によるものだと言えます。
またラドンは人体の神経組織に対し、特殊な鎮静作用を有します。ラドンがそのイオン化作用により人体の自立神経系に対して働き、更年期障害や冷え性などにも効果を発揮します。

  ウラン(ppm)  トリウム(ppm)
 地殻全体     0.91     3.5
 玄武岩     0.87     2.93
 花崗岩     3.0     13.0

地球物質中でのウランとトリウムの含有量

        物 質 名    含有量(1kg中)
溶存物質(ガス性のものを除く)  総量      1000 mg以上
遊離二酸化炭素(CO2           1000
銅イオン(Cu2+              1
総鉄イオン(Fe2+ + Fe3+             20
アルミニウムイオン(Al3+             100
水素イオン(H+              1
総硫黄(S)[HS- + S2O32- + H2S
         に対応するもの]
             2
ラ ド ン (Rn) 30×10-10Ci=111Bq以上
(8.25マッヘ単位以上)

温泉水が湧出してくる過程で、ウランやトリウムの多い岩石を通過してくれば、ラジウムやラドンを溶かし込んで放射能泉になります。

日本の放射能泉のほとんどが泉温30℃以下、PHが中性〜弱アルカリ性に集中しています。高温泉や酸性領域の温泉には放射能泉は非常に稀です。放射能泉の正体はというと、ほとんどが深層地下水です。西日本の花崗岩が分布する地域には放射能泉が多く湧出しています。この地域の地下深層水が放射性元素に富むようになる原因は、花崗岩のウラン・トリウム含有量がずばぬけて多いことです。花崗岩の岩盤に断層の割れ目がたくさんできたり、風化が進んで岩石がもろくなっていたりすると、そこを通過して地下水が岩石と接触する表面積が増えて、放射性元素を溶かし込む率が高くなるので、地下水が放射能泉となるわけです。

ラジウムは地中深くの粘土鉱物や沈殿物に吸着、濃集していて、そこでラドンが生産されて、地下水中を移動・上昇してきます。ラドンの半減期は3.825日と短命なので、地下水が長い距離をゆっくり岩盤中を流動していると、ラドンは10日ほどでほとんど消失してしまいます。これが低温の地下水にラドン泉が多い理由で、自然地温で高温になったり、岩石成分を取り込んだりして(本当の)温泉になってしまうほど地下水が深く循環していて湧出してくるまでの間にラドンが消失してしまい、普通の温泉になってしまうのです。

4歳の娘がアトピー性皮膚炎で、かゆくて眠れない時や、汗をかいてかゆくなった時にこの温泉水をつけて落ち着かせています。保育園の通園カバンにも入れていつでも使えるようにしています。あまり薬は使いたくないので助かっています。
           (20代会社員)

私は毎日お風呂あがりには温泉水を顔にスプレーしています。化粧水も乳液も使わなくてすむので節約にもなっています。一度45℃程度に温めて使うとより効果的のようです。全身につけるとまるで温泉上がりたての気分です。
           (50代会社員)

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